ママは嬉しい!子どもは楽しい!『家事に巻き込み育児のすすめ』
お手伝いをさせることの重要性は、なんとなく理解しているものの、自分でやったほうが早いから…と躊躇していませんか?
やらせたほうが自立する!とか、やらせたほうが家庭のなかに役割がもてていい!などわかってはいるものの、ちょっとしたコツと注意点を知らないと、余計なストレスになりかねません。
せっかくお手伝いしてもらうなら、ママは嬉しくて子どもも楽しくやらせてあげたいですよね。
お手伝いさせるメリットは?
0歳から6歳は、自分で靴がはけるようになり、洋服が着れるようになり…と育っていく過程をみてもわかるように、生きていく動作っていう動作を、全て学んでる時期です。
だから、子どものペースに合わせて、ゆっくり順序
だてしっかり見せてやらせてあげれば、なんでもできるようになるのです。
とある教室に来てる○○ちゃんのお兄ちゃんのおはなしです。
小学校2年生で、おうちではお風呂をためるお手伝いの係、なのだとか。
最初は喜んで、ウキウキで嬉しそうにやってたお手伝いだったのに、しばらくするとだんだんやるのを嫌がって、ママがお願いしてもやらなくなってしまったそうです。
何故でしょうか。
そう。
お兄ちゃんにとって、お風呂をためることが、簡単になってしまったんですね。
お手伝いを喜んでやってくれるのは、「ママがやってるかっこいい事」を、ぼくだって、わたしだって、「やりたい!」と感じるので、「お手伝い=ちょっとかっこよくて難しい」ことがコツなんです。
お兄ちゃんには、お風呂を洗うところからお願いすればいいし、それも簡単になってしまったら、
「今度は40℃になるように、お水とお湯をいれて、混ぜながら赤ちゃんのとき使ってたお風呂用の温度計で、調整してね。」
とお願いしてみましょう。
「お風呂をためてね。」は、栓を閉めて、ボタンひとつでもう出来てしまうまで成長したのです。
だから、やらなくなったのではなくて「飽きてしまった」のですね。
今の時代は便利になり、色々なことがボタンひとつで片付いてしまいます。しかし、お風呂を溜めた経験ひとつを例にとっても、「ぬるま湯をつくるにはお湯とお水をどのくらいの割合でいれればいいのか?」「人肌ってどのくらいの温度なのか?」など、自然と自分で気づき、自分で学んでいくことが生きる力を身につけるコトにつながるのです。
家事に巻き込む育児のススメ
ママのお悩みNo.1。それは、家事と育児の両立。
家事をしている時に限って、騒いだり、泣くいたり、つきまとう。
そんなお悩み、子育て中のママならみなさん一度はご経験があるはず。
そんな時におすすめなのが、「家事に巻き込む育児」です。
それは、一緒に育児もしながら家事させてしまおう、という狙いがあります。
うちの子はまだ小さいから無理かな…と感じた方も、小さい子でもできる家事の方法があるのですよ。
巻き込み育児 ”洗濯物編”
0-1歳はどんな事ができるの?
ピンチから洗濯物を引っ張って洗濯物を取り込んでもらいます。
お子さまは今、自分が引っ張ったらどうなるのか。なぜ引っ張ると取れるのか。そのような社会のルールを学んでいます。
たくさん経験させることで、地球の物理原則を学んでいます。
上手にひっぱれるようになったら、洗濯物を揺らしたりして、難易度を高めます。
揺れている洗濯物をキャッチして、ひっぱれるのは、視空間認知力がついている証拠です。
ここが優れたお子さまはボーリングやバドミントンの上手なお子さまになりますよ。
2歳はどんな事ができるの?
自分で洗濯物を干してもらいます。
ピンチに洗濯物を干すその前に、洗濯ハサミでたくさん、遊ぶ機会をつくりましょう。
洗濯ハサミがスムーズに指先で押せないと、ピンチへ干す動作もスムーズに出来ず、嫌がります。
洗濯ハサミをつまむ力は、鉛筆を正しくもつ、そしてお箸をもつ筋力に繋がります。
洗濯ハサミが上手になったら、一ヶ所だけはさめばいいもの【タオルなど】からはじめましょう。
取り込み作業は続けてやってもらうようにしてくださいね。
3歳はどんな事ができるの?
干して取り込み、更には畳んでもらいます。
まずはタオルなどから、はじとはじを合わせて畳むことを覚えてもらいます。
上手になったら、次は下着、次は洋服と、難易度をあげていきましょう!
このように家事を「やってもらっている」あいだに、ママも洗濯物を干してしまえばいいのです。
4歳になったころにはきっと、完璧に洗濯物が干せるようになりますよ。
そしてお手伝いが終わったら、必ず魔法の言葉「ママとても助かりました、ありがとう。」のお声かけをしていきましょう。
お手伝いをすることで、自尊心も自己肯定感も育ててあげることができます。
早速今日から「家事巻き込み育児」試してみませんか?